----エチュード
Alexandra Engel
アレキサンドラ・インゲル




 コラージュの画家としておなじみだったアレキサンドラ・インゲルが、さらなる成長を遂げて日本に帰ってきます。自らの才能にさらなる可能性を感じ、あらゆる表現方法を試みるために一線から身を引いていたアレキサンドラでしたが、芸術大国として知られるフランスにおいて、写真のコラージュという手法と運命の出会いを果たしました。そして、これまでの間、研究に研究を重ね、その集大成を披露すべく、鋭い感性の持ち主の多い日本に来日することが決定したのです。類まれなる才能を持つ彼女の作品は、自然界に息づく花々、樹木の葉をテーマにしており、心で感じたもの全てを豊かな感受性を持って描かれています。無限の自然界に魅了されたアレキサンドラ・インゲルの世界をどうぞお楽しみください。

 


 1969年、画家ニッサン・インゲルの娘としてニューヨークに生まれる。幼い頃より父の影響もあり、芸術への関心は人一倍強かった。名高いニッサン・インゲルの娘ゆえ、絵画はもちろん、彫刻、音楽、友人や家族を通して演劇など、多岐に渡る才能の持ち主でもある。それは生まれながらの天性に加え、ニューヨークという恵まれた環境が彼女にアートの影響を多分に与えた。多種多様な日常の造形美術の中から、自分の表現方法を発見し今日まで至っている。
暫くの間、パリでは歌やクラシックダンスを習い、また将来は画家になることを願い、グランドショウミエをはじめ、ルーブル専門学校などで絵の勉強をしながらグループ展に頻繁に出品。

 アレキサンドラの作品テーマは自然。とりわけアマゾンやアジアの豊かな熱帯林に心惹かれ、そうした自然界の創造物から影響を受けて描く道に進む。彼女の花と葉の世界は、3年ほど前から彼女のシンボルとなった。
植物の豊かさ、違い、完璧なフォルム、そしてミネラル、色、色素、空間など、 彼女にとって樹木の葉を描くことは、

彼女自身を描くことでもある。 無限の植物界に魅せられ、その変化を曲の様に奏で演出する 一見完成されたと思われる作品に水をかけたり、また部分的に燃やしてみたり、躊躇せずに作品を変質させてしまう。素材の実験、分析に魅了された彼女ならではの試みでもある。花や葉の刻印、シンプルではあるが、彼女の感じたもの全てをそのまま豊かな感受性をもって描いている。



父、ニッサン・インゲルと